ゴルフを始めて、ゴルフクラブやアイテムを購入する時…「そもそも購入するクラブの名称が分からない…」ってことがあると思います。
また、クラブ名称が分かったとしても「クラブのシャフトってなに…ソールってどの部分?」とパーツの名称がわからないこともしばしば…。
そんな方に今回は、よく使用されるゴルフクラブやアイテムの名称をご紹介します!
目次
ゴルフクラブの種類
一概にゴルフクラブといっても様々な種類があります。形や長さによって名前が分けられていて、使用するシーンも異なります。
ここのパートでは、各クラブの名称と主に使用されるシーンやその特徴をご紹介致します。
クラブ名称の前に知っておきたい言葉【番手】の意味もご紹介してますので、是非参考にしてください。
番手
ボールの飛距離や上がり具合の目安を示すもの。数字が小さくなるにつれて、飛距離が出てボールも上がりにくい。番手は”番”と省略されて使われることが多い。例えば、”3番ウッド”・”5番ウッド”・”5番アイアン”といった使い方をされる。
このように数字で表されているのを番手といいます
ドライバー(略称:1W)
最も飛距離が出るクラブ。”ドライバー”と”フェアウェイウッド”のヘッド(ボールを当てる部分)は、昔木材を使用して作られていたため総称して【ウッド】と呼ばれている。
1番飛距離が出るウッドクラブなので、”1番ウッド”と呼んでいるベテランゴルファーも多い。
フェアウェイウッド
ドライバーの次に飛距離の出るクラブ。2打目に使用されることが多い。
ドライバー同様、ヘッド(ボールを当てる部分)は木材を使用して作られていたため【ウッド】と呼ばれる。ドライバーよりはヘッド部分は小ぶりにできている。
コースの中で、ティーを使用せず”フェアウェイ”と呼ばれる芝から打つことが多い”ウッド”ということで「フェアウェイウッド」と付けられた。
一般的に出回っているフェアウェイウッドは、2番〜11番ウッドまで。近年では、3番・5番・7番・9番ウッドが多く使われており他の番手(番号)はほぼ使用されていない。
番号毎に別の名前で言われていることがあるので、下記にて紹介します。
ブラッシー
2番ウッド(略称:2W)のこと。近年では使用する人は少ない。フェアウェイウッドの中で、1番距離が出るクラブ。
スプーン
3番ウッド(略称:3W)のこと。フェアウェイウッドの中で、2番目に距離の出るクラブ。
バフィー(バッフィー)
4番ウッド(略称:4W)のこと。フェアウェイウッドの中で、3番目に距離の出るクラブ。このクラブも使用する人は少ない。
クリーク
5番ウッド(略称:5W)のこと。フェアウェイウッドの中で、4番目に距離の出るクラブ。
比較的に、扱いやすいクラブのため初心者さんが最初に使用する(購入する)フェアウェイウッドである。セット販売されているクラブセットにも、5番ウッドが入っているケースが多い。
ショートウッド
7番ウッド以降のウッドのことを指す。7番以降は、他のクラブと飛距離が変わらなくなってくるため奇数番号のウッドしかない。(7番・9番・11番…のように)
ユーティリティ(略称:UT)
フェアウェイウッドとアイアンの中間的なクラブとして登場したクラブ。歴史は他のクラブに比べると短く、1999年頃から登場したクラブである。浸透してきたのは2000年頃〜。
番号で表す略称は、4U・5U…といった表示となる。
ヘッド(ボールを当てる部分)のタイプが3パターンあり、自分の好みに合わせて使用したり購入したりできる。
簡単に言うと、フェアウェイウッドとアイアンの”いいとこ取り”のクラブ。クラブの長さはアイアンと同じくらいなのにも関わらず、ヘッドが大きいためフェアウェイウッドや丈の長いアイアンに比べるとミスが少ない。
ちなみに【ユーティリティー】という言葉を使用するのは日本だけで、海外では【ハイブリッド】と呼ばれている。
アイアン
飛距離よりも方向性を重視したヘッド(ボールを当てる部分)が金属製のクラブ。昔はヘッドが鉄製だったため「鉄」という意味の英語「Iron」が語源である。
フェアウェイウッド同様、数字によってクラブの飛距離やスペックが異なる。小さい番号ほどボールを遠くに飛ばしやすい。番号は1〜9番(略称1I〜9I)まであるが、一般的に使用されるのは5番〜9番。1〜4番は使用されるケースが極めて低い。
飛距離を稼ぎたいフェアウェイウッドやユーティリティーとは違い、アイアンは距離と方向を正確にさせたいクラブのため1本ずつではなく【5番・6番・7番・8番・9番】をセット販売しているのが一般的である。そのため、クラブ一式を揃えた場合は下の写真のようにアイアンが半分以上を占める。
番号によって、【ロングアイアン・ミドルアイアン・ショートアイアン】とカテゴリーが別れている。
- ロングアイアン
→2番〜5番アイアン - ミドルアイアン
→6番・7番アイアン - ショートアイアン
→8番・9番アイアン
また、アイアンの中には【ウェッジ】と呼ばれる”極めて短い距離”を打つためのクラブがある。
PW(ピッチング・ウェッジ)
アプローチと呼ばれる極めて短い距離を打つためのクラブ。アイアンの一種である。
ロフトと呼ばれる打球面の傾斜角度が、ウェッジの中でも比較的に鋭いためボールが落ちてからの転がりが他のウェッジに比べると多い。
AW(アプローチ・ウェッジ)
PWと同様、アプローチと呼ばれる極めて短い距離を打つためのクラブ。アイアンの一種である。
ロフトと呼ばれる打球面の傾斜角度が、PWよりも開いているためボールが落ちてからの転がりがあまりない。ボールを”ピタッ”と止めたい時に使用されることが多い。
SW(サンド・ウェッジ)
主にコースに行った際にあるバンカーという砂の窪地から、ボールを救出したい時に使用されるクラブ。ロフトと呼ばれる打球面の傾斜角度が、クラブの中で1番開いているため砂の中でもボールを高く打ち上げることが出来る。
パター
ボールを転がすために使用されるクラブ。他のクラブは、ボールを上げることが出来るがパターは打ち上げることはできない。
コースに行った際に、グリーンと呼ばれるカップ(ボールを最後に入れなきゃいけない穴)がある短い芝で使用するクラブ。グリーンでは、パターしか使用してはいけない。
ゴルフクラブのパーツ
ゴルフクラブはどれも3パーツに分かれています。
クラブ購入時だけではなく、ゴルフを行う上で何度も出てくる言葉なので覚えて下さいね♪
- グリップ
- シャフト
- ヘッド
それぞれのパーツの部位名称や種類もご紹介致します!
グリップ
クラブの握る部分のことを指す。また、握る動作も”グリップ”と呼ばれる。
上の写真の部分を【グリップ】と呼ぶ
グリップには、大きく2種類ありそれぞれの特徴が異なる。
- ラバーグリップ
→素材:ゴムのみ
→感触:柔らかい
→合う人:手が乾燥しがちの人 - コードグリップ
→素材:ゴムの中に糸が練り込まれている
→感触:固い
→合う人:手に汗をかきやすい人
また、グリップには後方部分に「バックライン」と呼ばれる直線状の出っ張りが存在している。これは、グリップを握る時に”毎回同じ箇所で握れるようになるため”のガイドラインの役割をしている。
シャフト
クラブの柄の部分を指す。シャフトの長さによって、クラブの長さが変わる。
上の写真の部分を【シャフト】と呼ぶ
シャフトは、2種類の素材がありそれぞれで特徴が異なる。
- カーボンシャフト
カーボン繊維で製造されたシャフトのこと。スチールシャフトよりも軽く振動を吸収する力に長けている。ドライバーやフェアウェイウッドやユーティリティーは、ほぼカーボンシャフトが使用されている。女性やシニアは、アイアンでもカーボンを使用することが多い。 - スチールシャフト
スチール素材で製造されているシャフトのこと。カーボンシャフトよりも重くしなりが控えめ。主に、方向性を求めるアイアンに使用される。カーボンよりもかなり重いため女性やシニアには、あまりオススメしないシャフトである。
またシャフトを選ぶ際には下記の文言を覚えておくと更に良い。
フレックス
シャフトの硬さのこと。硬い順に【X・S・R・A・L】という記号がある。
ヘッドスピードと呼ばれるクラブを振る速さで振る人に合うフレックスが決まっているが、大まかに下記の方に合うように製造されている。
- X:ハードヒッター(主にプロゴルファー)
- S:スポーツ経験のある男性(力のある男性)
- R:一般的な男性
- A:スポーツ経験のある女性(力のある女性)
- L:一般的な女性
ヘッド
ボールを打つための部分を指す。ゴルフは、ボールを必ずヘッドで打たなくてはならない。昔ヘッドは木材で作られていたが、近年は金属で製作されている。
左:ドライバー・ウッドのヘッド部分/右:アイアンのヘッド部分
ヘッドは、他パーツに比べてヘッドの部位によっても様々な名前がついている。
とても重要で、ゴルフをやる上で知っとくべき用語なので下記に記載します。
フェース
打球面のことを指す。フェースの向きや厚みの違いによって名前がついている。


- フェースの向きでの違い
オープン:目標方向よりも右向きの角度がついていることを指す。(左利きは左向き。)
ストレート:フェース面が左右に開いておらず、目標方向に向いていることを指す。
フック:目標方向よりも左向きの角度がついていることを指す。(左利きは右向き。) - フェースの厚みでの違い
シャロー:厚みが少ない
ディープ:厚みがある
バックフェース(アイアンのみ)
打球面の反対側のこと。アイアンにのみ使用する用語。バックフェースに、メーカーやシリーズのロゴが施されている。
クラウン(主にウッドクラブに使用)
ヘッドの上部を指す。クラブを構えた時に、ヘッドの中で1番よく見える部分がクラウンである。
この面をクラウンと呼びます
ソール
ヘッドの下部を指す。クラブを構えた時に、ヘッドの中で地面につく部分がソールである。ソール部分には、番手(飛距離や長さの目安)を表す数字が書かれていることが多い。ドライバーのソール部分には、ロゴと打球面の角度が記載されている。


【フェース面の用語】
フェース面にも様々な用語があります。


トップライン(アイアンのみ)
アイアンのフェース(打球面)最上部を指す。
リーディングエッジ
フェース(打球面)の下端のことを指す。もっと詳しくいうと、フェースとソール(構えた時に地面についている面)の境目を指す。”エッジ=端・縁”は、ゴルフ用語で度々使用する。
トゥ
クラブヘッドの先端のことを指す。英語でつま先という意味をもつ”Toe(トゥ)”が語源。
ヒール
クラブヘッドのシャフト(クラブの柄)側の端のことを指す。英語でかかとという意味をもつ”Heel(ヒール)”が語源。
ネック(ソケット)
クラブヘッドとシャフト(クラブの柄)のつなぎ目の部分を指す。
【ヘッドのスペックに関わる用語】
また、クラブを選ぶ上でヘッドに関わるスペックとして覚えておいたほうが良い言葉下記になります。
スイートスポット
クラブヘッドの芯を指す言葉。ここに当たると、飛距離が出る。


ライ角
クラブヘッドのソール(地面につく側)を地面に水平に置いた時に”シャフト(クラブの柄)の中心線”と”水平な地面”が作り出す角度のこと。


ロフト(ロフト角)
フェース(打球面)の傾斜角度のことを指す。この数値によって、飛距離や弾道に差が出る。クラブの番号(番手)によって傾斜は異なる。通常、数字が小さくなる度にロフトは鋭くなる。


ゴルフアイテム
ゴルフのアイテムはウェア・シューズ以外にも沢山あります。
どれも必ず持っておいたほうが良いアイテムなのです。
- ボールマーカー
- グロープ
- グリーンフォーク
- ティー
- ヘッドカバー
の5点を紹介致します。
ボールマーカー
グリーン上で、自分のボールが他プレーヤーの邪魔にならないようにボールの代わりとして置く道具のこと。ボールを拾いあげる前に、ボールの後ろにマーカーを置いて目印にする。自分の打つ番になった時は、マーカーの前にボールを置いて元の位置に戻してから打つ。グリーン上に刺すタイプのマーカーとマグネットタイプのマーカーの2種類がある。
グローブ
クラブを握る際の手を保護するための手袋。右利きの人は左にグローブをすることが多い。女性の場合は両手にするグローブもある。
グリーンフォーク
ボールの落下によってグリーン上に出来た凹みや窪みを直すために使用する道具。使用の際は、グリーンの芝の根を切ってしまわないように注意が必要。
ティー
ティーショット(コースの1打目)の際に、ボールを乗せる道具。
長さが3種類ほどあるが、主に使われているのはロングティー・ショートティーの2つ。
ロングティーはドライバーのティーショットの時に使用し、ショートティーはフェアウェイウッドやアイアンでのティーショットの時に使用する。
ヘッドカバー
傷がつかないように、クラブヘッドを被せるもの。キャラクターもののヘッドカバーもある。
まとめ
今回は、ゴルフをやるなら覚えておくべき【クラブ・アイテム】の用語をご紹介しましたがいかがでしたでしょうか?
このサイトでも、クラブの種類はもちろん
- ヘッド
- シャフト
- グリップ
の3つは大量に出てくる言葉なのでしっかりどの部分か覚えるようにしてください♪
他にも知りたい用語があれば、コチラで紹介していますので是非参照してください!


